リクエスト

□ぺんぎん様
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「ぇ…………」
「サイコー、ごめん……ッ」
「なに……? あッ、やぁ、奥ぅ………! ら、め…………ッ!」
「サイコー……、可愛い。サイコー……ッ!」

最高の両手首を拘束して奥まで突き上げると、最高はびくびくと腰を揺らして頭をゆるゆると振った。
足を秋人の肩に乗せ、抵抗するわけでもなく最高は快感に身を任せる。
汗ばんだ肌に半脱ぎのシャツがまとわり付いて気持ち悪いなと秋人は律動を繰り返しながら思った。
それは最高も一緒なのか、腰の動きとは別に上半身をもじもじとさせている。
それを何とはなしに眺めていると、最高の薄ピンクに色付く乳首が異様に目に付いて秋人は舌なめずりをした。
最高は喘いだり身体を揺らしたりで秋人の視線には一切気付かない。
激しい抜き挿しから一変して、深く挿入したままぐりぐりと内部を掻き回す動きに変えると、秋人は最高の乳首に吸い付いた。

「ひゃッ! や……、だッ、きもちい………ッ、ぅ、ひっく……」
「嫌なのきもちいの、どっち」
「ン………ッ、きもちぃ……」

最高の顎には唾液が伝い、上気した頬が最高の興奮を示していた。
締め付けが強くなり、そろそろイクかな、と思ったところで最高が泣きながら達した。
秋人もどくどくと白濁を最高の中に注ぎ込むと、一旦陰茎を引き抜こうと腰を引いた。
すると最高が力の入らない手で秋人の乱れた半脱ぎの服をつかんだ。

「まだ………、抜くなよ………」
「サイコー?」
「今度、俺が上………」

最高はとろんとした目付きでのろのろと起き上がると、ほとんど倒れ込むようにして秋人を押し倒し返した。
その時に若干抜けかけた接合部から秋人が放出した精液が垂れ、最高の太股を伝った。

「もっかいするから……。文句ある?」
「………ないよ」

多分最高が弱いであろう笑みを浮かべて答えると、最高は潤んだ目をごしごしと擦って腰を揺らし始めた。
達したばかりでより敏感になった最高の中で、秋人の陰茎が擦れる刺激を最高は目を閉じて感じる。
さすがに重力に従った唾液が落ちそうになるのが恥ずかしいのか、最高は顎を拭う様にして右手を口元に寄せた。
それにより喘ぎ声は少しくぐもった様な、しっとりと濡れた様な控えめなものに変わった。

「ふっ……、ン、シュージン、きもちい?」
「うん、気持ちいよ」

恥じらうように目を伏せた最高の腰をつかんで、秋人は下からずん、と中を突き上げた。
最高の腹にはさっき出した彼の精液がべっとりとついていて、後で拭いてやらなきゃななんて思いながら秋人も無我夢中で腰を突き上げて快感を求めた。

「はぁ………ッ! も、イクぅ………、」
「俺も………っ」
「んっ………ん、ゃあ、出る………ッ」

最後は同時に果てて、最高は意識を失うように秋人の胸に倒れ込んだ。


*


「シュージン………、その……。昨日はごめん……」
「は? なにが?」
「だから……ッ、色々変なこと……しちゃっただろ……」

翌日。結局あのまま一晩眠って冷静になった最高が顔を真っ赤にしながら秋人に詫びてきた。
相当恥ずかしいらしい。
なんでも、最近抜いていなかったから溜まっていたらしいのだ。
いえいえ、むしろ嬉しかったですと言うと、最高は秋人から顔を背けてから「そっか」と言って微笑んだ。

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