41章〜
□急変
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ん…くぅ……
一体…何が起きたんだ…?
遠くの方から…恐ろしく明るい光が向かってきて…
それから…
…?
それに…ここは?
やけに広い空間だな…
近くに大きな穴が見当たらないし…
…それに、周りには見慣れないポケモンが倒れている
仲間はどこへ…
……!
あの黄色いポケモン…
シャウラ「…おい、ディン?…ディン!大丈夫…か?」
いや…違う!
ピカチュウに見えたが、違うポケモンだ
確か…これは、ピチューだったよな?
…?
ピチュー?
こんなところに…?
ピチュー「……ん……」
!
起こしてしまったようだ
その場で伸びを始めた
ピチュー「く……ぅぅ……?」
ピチュー「??…あれ?」
ピチュー「!…どうしたの?」
こちらに気づいた
…こうなったらこのポケモンに聞いてみるか…
シャウラ「あの…ここって一体…?」
ピチュー「??…なにいってんの?燎龍淵だよ?」
シャウラ「いや、えーっと…」
ピチュー「…イミル?大丈夫?今の衝撃で記憶がなくなったとかじゃないよね…?」
シャウラ「記憶は大丈夫。ただ…」
……あれ?
今なんて…
ピチュー「よかった。妙なこと聞かれたからびっくりした」
ピチュー「にしても…まいったな。さっきの光のせいで前後不覚だ」
ピチュー「イミル、光に包まれてから何が起こったかわかる?」
!
やっぱり!
シャウラ「ちょっとまってくれ、俺はイミルじゃない」
ピチュー「えっ?でも…」
シャウラ「…一応確認させてくれ。もしかしたらだと思うんだけど…」
シャウラ「ディンなのか…?」
ディン(ピチュー)「うん、そうだけど…」
これがディン…?!
目の前にいるのはピチューだぞ…!
ディン「……っ!!」
ディン「…ねえ」
シャウラ「! 何だ?」
ディン「僕が何に見えてる…?」
シャウラ「ピチューだ」
ディン「ああ、ピチューか…」
ディン「…」
ディン「…ピチュー?」
シャウラ「そうだ」
ディン「…なるほど…」
…
ディン「…話が噛み合わない理由がやっとわかった」
ディン「イミルじゃないっていうのはそういう…」
シャウラ「なあ、さっきからどうして俺を…」
ディン「前足。みてごらん?」
シャウラ「前足? 」
シャウラ「…………っ!!」
足が茶色い!
もしかして…!
シャウラ(イーブイ)「…俺が…イーブイに…!」
ディン「…シャウラだよね?」
シャウラ「…ああ、そうだ」
ディン「おっけー…」
ディン「…これはよくないぞ…」
シャウラ「?」
ディン「…周りのポケモンに見覚えない?」
シャウラ「…? 殆ど知らない…」
先ほど、見慣れないと一蹴したポケモン達を見直す
リオル、アチャモ
ラルトス、
ミズゴロウ…
シャウラ「…まさか…」
後は
イーブイが
五匹倒れている
ディン「…あと僕ね」
シャウラ「……!」
全員…
退化している…?!