41章〜

□増設
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リック「…よし、これでいいな」


ヒスイ「暫くは今言った形態で進むぞ…」


通路の端に一列

とにかく目立たないように進む

松明も消してしまい

ここのポケモンの生活光を頼りに進む


…どれだけ凝らしても

足元すら薄らぐぐらいの明るさだ


ヒスイ「…左の壁を伝って歩くことになる」


ヒスイ「不正確な足取りを取るかもしれないが、現状生きて進むにはこうするしかない」


アメジスト「えっ、みとおしメガネは?」


ヒスイ「ん?」


アメジスト「ほら、今かけてるじゃん。それでわからないの?」


ヒスイ「いや…これは」


ヒスイ「なぜか機能しないんだ」


アメジスト「…機能しない?」


ヒスイ「さっきから見ようとしてるんだが、なにも見えない」


ヒスイ「これは恐らく、俺たちが…」


ヒスイ「……っ?!」


ヒスイ「…いや、なんでもない。とにかく進むぞ」


アメジスト「えっ、どうして急に」


ヒスイ「気にするな、ほら」


…ヒスイが

一瞬、妙な方向を気にした

何を言い止まったんだ…?


リック「…何かを見つけたら合図を出す」


リック「手筈通り、合図に反応してくれ」


持ち物から余ったスカーフやバンダナを適度に破り

一列を繋ぐように、各々の体の一部に結びつけている

合図は、それを伝せる


リック「それじゃあ一列になってくれ。行くぞ…」
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