41章〜

□加危向
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っ!………

…っ!!…………

…………くそっ…!


そうは言っても…

いつ間合いに入ればいい…!


攻撃が繰り出される位置は常に変わる…

…このスカーフが

手に持つだけで機能するなら

投擲と足の間に行っても問題ないが…


「…っ」

「左っ…!!」

「はぁっ…!」


…避けているポケモンの体力が危ない

しばらく反応がないミドリも心配だ

考える時間はもうない


…最良の結果だ…


今からやることは全部…


好転するって…


信じてるからな…!


………っ!!

足を追いかけてたんじゃ攻撃は間に合わない

足が来る位置を予測して…

(…ここで…)

(思い切り振り落ろす…)


石を巻いたスカーフをまわす

スカーフを伝う力に感覚を研ぎ澄ませ

もっとも力の乗るタイミングを計る


(…………)


「左っ!!」


(………)


「右!!」


(……)


「右…っ!!」


(今だっ!!)


可能な限り弧を伸ばし

全ての力を預ける


「ーーー!!!」

遠心力に流されそうになる

しかし、なんとか支え

感覚を狙う


うまくいけばこれで…!!


(…! よし!!)


(足がこっちに動いた!!)


(このままいけば…っ?!)


!!!!!!





自分の頭上で



勢いが死んだ




…?!!!!!


何だ?!


何に当たった?!


手か?!

いや、確かに足が先…




…っ!!!!!!!!!!





……あっ



もう




ダメだ




見つかった




こっちに




腕が







終わっ
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