1章〜

□はじめまして
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ディン「さて…着いたね」


ディンが指していた建物の目の前に来た。


ディン「ふうぅぅぅ………」


ディンの声が少し震えている。


シャウラ「緊張?」


ディン「有名なポケモンを直接訪ねるんだよ?それに初対面だし…」


シャウラ「てっきり知り合いなのかと」


ディン「違うよ…そもそも、僕がこっちに向かってた目的はグレイズに会うためなんだ。」


シャウラ「それに俺が必要だったのか?」


ディン「グレイズはいろんなポケモンに会ってるから、もしかしたら記憶喪失の君にも有益な情報があると思ってね。あと緊張の緩和。」


シャウラ「なるほど。」


ディン「じゃあ…ノックするよ…」


ディンは、恐る恐る腕をのばす


そして二回、ノックをした。


ディン「す…すいませーん…」


「はーい!ちょっと待ってー!」


中の誰かが反応した。足音がこちらへ向かってきて、戸があいた。


サンダース「んしょっと…いらっしゃい!」


中から出てきたのはサンダースだ。


どことなく、朗らかな感じがする。


サンダース「えっと…直接訪ねてくれたってことは僕らに依頼かな?」


ディン「ええっと…ち、違います。相談というか…その聞きたいこ、がって…」


サンダース「聞きたいこと?わかった!」


サンダース「シキーー!中にいれるよーー!」


「わかったー!」


中からもう一つ声が聞こえた。


サンダース「どうそ、中にはいって」


シャウラ「…落ち着けよ。言葉がぐちゃぐちゃだぞ。」


ディン「…うん」


シャウラ「焦点もあってないし」


ディン「シャウラの落ち着きが羨ましいよ。」


シャウラ「だって何も知らないもん」


シャウラ(それに夢なんだし、緊張する意味ないよな…)


「どうしたのー?早くおいでー!」


シャウラ「ほら、呼んでる。いこう。」


ディン「え、あ、ちょ」


ディンを無理矢理押し入れた。

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