1章〜
□ようこそ
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ディン｢…ちょっと待ってください。｣
グレイシア｢ん？｣
ディン｢今、布にさわったのは何だったんですか？｣
グレイシア｢秘密。まあ、簡単に言うと｣
グレイシア「よくないポケモンにはよくない反応を示すの」
サンダース｢君たちからは反応が全くでなかったよ。だから問題なし！｣
シャウラ(俺のアレも違うのか…？)
グレイシア｢さ、そんなことより自己紹介しなきゃ。私たちまだ名前も言ってなかったよね。｣
シキ(グレイシア)
｢私の名前はシキ。援護隊"グレイズ"のリーダーよ。｣
ジル(サンダース)
｢僕はジル。援護隊"グレイズ"の副リーダーでシキのパートナーだよ。ちなみに僕たちは姉弟で、僕が弟。｣
シキ｢私が姉。そう言うことで、これからよろしくね。｣
ディン ｢よろしくお願いします。｣
シャウラ｢よろしくお願いします。｣
シキ｢あ、あとこれだけ…｣
ディン｢？｣
シキ｢できればでいいんだけど、丁寧語とかなしで普通に話そう？｣
ジル｢あまり堅いの好きじゃないんだ。｣
ディン｢あ…はい。｣
シキ｢でも…慣れないだろうし、すぐじゃなくていいよ。大丈夫だと思ってからでいいからね。｣
ディン｢わかりました｣
シキ｢さて…と、とりあえずはこれくらいかな。｣
ジル｢そうだね。…えっと、ディン、シャウラ｣
シャウラ｢はい｣
ジル｢今から君たちを援護隊に登録するためのものを取りに行くんだけど…｣
シキ｢課題を一つだけ。｣
ディン｢課題？｣
シキ｢うん。内容は"チーム名とリーダーを決めること"。私たちが帰ってくるまでの間に決めてね｣
ジル｢帰るのはちょっと遅いと思うから、焦らずにね。｣
ディン｢ここでですか？｣
シキ｢そう。｣
ジル｢強いて言えば、留守番も兼ねてるかな。｣
シャウラ｢留守番…｣
ジル｢まあ、そういうことだから｣
二匹は着々と用意を進め、扉へ向かう。
シキ｢それじゃあ、頑張ってね〜｣
そう言い残すと、二匹は外に行ってしまった。
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