41章〜
□前哨戦
1ページ/3ページ
シャウラ「さて、ここだな」
ディル「作られたような空間だね」
一方シャディルは霜水原に到着した。
示された場所は、何者かが意図的にそうしたかのような、地面の抉れた場所だった
イミル「草の背が高いなぁ…」
ディル「イミル」
イミル「何?何もしないよ…」
イミル「…はぁ」
「おぉ、来たな」
シャウラ「ん…?」
「雑な挑戦状だと心配したが…無事受け止めてくれたみたいだな」
と、茂みを分けながらでてきたのは、レントラーだ。
シャウラ「送り主か?」
レントラー「ああ、そうだ。ぶっきらぼうな仲間を構ってくれて感謝する」
ハブネーク「それどういうことすか」
レントラー「そのまんまだ」
あの時のハブネークだ。
…多分。
レントラー「さて、早速おて合わせ願いたいが…その前にこちらの数だけ知らせておこう。おい!全員でてきていいぞ!」
レントラーが一際大きく声を出すと、周りから8匹ほどのポケモンがでてきた
シャウラ「?!」
レントラー「連れてきた仲間全員だ。もしものことがあればこいつらが…」
「前置きが長くないですか?」
レントラー「お?そうか。ならすぐに…」
シャウラ「待て待て待て!ちょっと待て!」
レントラー「なんだ?」
シャウラ「流石に状況の整理をさせてくれ!10対3なんてきいてないぞ!」
イミル「そうだよ!だからちょっと時間を…」
レントラー「10対3?…何を言ってるんだ」
イミル「へ?でもこれって、10対3じゃあ…」
レントラー「…何も聞いてないのか?」
シャウラ「えっと…?」
レントラー「おい!ベィド!!お前やっぱり」
ハブネーク「わわわ!ちょっと待ってくださいよ!俺は確かに言いましたって!リーダーが戦いたいんだって!なあ?!」
シャウラ「言ってない」
ディン「言ってない」
イミル「言ってない」
シャウラ(…多分)
ハブネーク「あああ!わああ!やああ!違うんです!その!あいつら!」
レントラー「ベィドオオオオ!!!」
ハブネーク「ああああああ!!!」
ディン(…きっと僕たちが茶化したせいで忘れてたんだね)
イミル(ね)
シャウラ(あのなぁ…)