響想録

□06
1ページ/2ページ

誰でも言えないワケアリな秘密には少々困ったものである。
あ、敷いて言えば先生と生徒の禁断な恋みたいな?

まぁ、あたしには関係のないことだが



想録06












・・・・・・何故あたしの目の前に6人の姿が見えるのだろうか?
あたしは、夢を見ているのか・・・・・、




待て、あたしは一人暮らしだ。
ルームシェアなんてしてないし、例えしたとしてもこんなに人の数は多くは居ない。
てかまず、この6人に家を教えてない。
知ってるのは、近藤先生だけのハズ。





『あのさ、みんな顔近すぎない?
総司は背中に顔でスリスリしない。』

「おはよう、霖ちゃん。今日もいい匂いがするね」

『変態か』





ベッドで寝ていたあたしの背中に顔を埋めていた総司だった。





「霖がなかなか電話に出ないから、近藤さんに聞いて家に勝手に上がらせてもらったんだ」

『不法侵入だぞこのヤロウー』

「霖が起きないからだろ!」

『んで、土方先生に左之先生はなんでいるんですか?』





平助をスルーし、後ろに立っていた土方と原田に聞いた。





「お、俺は近藤さんがこいつらを連れてってやれと言って連れてきたんだ。」

「俺は寝起きの霖が見たかったから付いてきただけだ」

『人のプライバシーを何だと思ってますかー
だがまぁ、起こしてくれるのは有難いけど何用で家に来たの?』






霖は起き上がり、6人分のカップを取り出しながら珈琲を淹れた。
すると千鶴は霖の手を取り話しだした





「あのね霖ちゃん、今日学校休みでしょ?」

『休みですな』

「でね、今日みんなで遊びに行こう!って考えたの」

『遊びに・・・・・?』

「うん!」

『おぉ、なるほど。』





霖は意味深げな言葉をチラリと土方を見た。
土方は、霖と目が会いパッと反らし珈琲をまた一口飲んだ





『いいの?一緒に行っても・・・・・。』

「たまには、霖ちゃんも外に出て遊ぼう!」

『ありがとう』





霖は、ニコッと笑ったあっすぐに隣の部屋行った。
あとから、千鶴を呼んで霖のお着替えタイムが始まった。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ