響想録

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コーヒーって何で苦いんだろうね?
甘くなっちゃえばいいのにさ
土方先生とか左之先生とか大人は“おいしい”っていうけど
あたしにとっちゃ、苦くてマズイ。

(`A´)マズー!!ペッ!!←むしろこんな顔してる

総司に聞けば、あたしはまだまだお子様なんだって
お子様で結構ですよーだ!!!!

あ、でもアレだ
見た目は子供頭脳は大人!!その名も名探偵コ○ン

的な(笑)






想録10














『薫君とか滅んでしまえ』



薫君から無理野理・・・・・無理矢理(大事な事なので2回言いました)
頼まれ、ぶつくさ言いながら資料を図書室に返しに向かっていた。





『・・・・・・・・・・。』






何かの気配に気付き、後ろを見ずに図書室に足を進めた






『(・・・・誰だ)』






図書室に入り、本を元の場所に戻したあたしは、
読むつもりじゃないが気配から逃れるために適当に本を持ち、司書室に入って鍵を閉めた


その後ろから霖を追っていた影は司書室を眺めていた






「総司、霖のヤツ司書室に入って行ったじゃん」

「気付かれたかな。だって気になるじゃない、霖ちゃんが図書室で何やってるか」






霖の誕生日会を行うため、土方に
“霖に気付かれずに様子を見て来い”と言われた俺達は総司と一緒に霖の後を追っていた







「あのなー、一応言っとくけどアイツ司書室入ると二度と出てこないんだぜ!」

「知ってるよ。平助じゃあるまいし、」

「はぁ?!なんかそれムカつくんだけd「ついでに、司書室の奥の部屋は僕の苦手な人が居るんだけど」

「総司って、苦手な人いんだな・・・・・・・。」







総司は両手をあげ、お手上げといった形で溜め息を漏らした






「なぁ、その総司の嫌いな人ってどういう奴なんだ?」

「いつも何企んでんのか分からないし、悪戯すると、必ず容赦ない仕返しが降ってくるからね。
天井から何本もの槍が落ちてきたり、こういう床に落とし穴作ってさ、
下には蛇とか鼠とか危ない物がたくさんあるんだよね。

まぁ、悪戯はほどほどにってこと」






青い顔をして言う総司に、俺は余程怖いものかと思い身震いをした。
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