*Another-Future*
□ちちのひ
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「おとうさん、はいこれちちのひ!」
紅葉のような小さくて温かい手にいっぱいのカモミールを抱えて、愛くるしい顔いっぱいに笑顔を浮かべて、僕の息子はそう言った。
――あ、やば、
「…モーガン……っ、」
「…おとうさん?…な、なんでなくの?ぼくなにかいけないことした!?」
だったらごめんね、だからなかないで、と痛々しいほどの表情を浮かべて切々と謝罪の言葉を述べるモーガンの肩に僕は顔を埋めた。
「…おとうさん…?」
―――あぁ、僕はなんて、
「違うよ、モーガン。哀しいんじゃないんだ」
「………?」
「ありがとう、モーガン…僕は、」
―――世界一の幸せ者だな。
(ねぇおかあさん、おとうさんないちゃったよ)
(ハウル…あなたねぇ…)
(だってソフィー、こんなに嬉しいことがあるかい?)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
つぼみサマからいただきました。
閉鎖してしまうとのことなので・・・
ハウルふぉーえばー!!!