小さくて大きな願いbook

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いったいどうしてこんな事に・・・・・・・・


「だーかーらー。ここは武田屋敷。竜の旦那の好き勝手できないの!」

「Ah?俺が決めたんだからもう決定だ。」


なんで自己中な奴だ。このままじゃ杏が食われちゃう。


「ダメって言ったらだめ!」

「うるせぇ、猿。なぁ、いいよなぁ。武田のおっさん。」


ふっ
馬鹿じゃないの。竜の旦那。親方様がそんなこと許すわけがない。


終わったな。伊達まさむ

「かまわんぞ。」



って
おいぃぃぃぃいいぃぃいいぃぃぃいいぃい!!


何言っちゃってんの?お館様ぁぁぁぁぁぁぁあぁ!!




「ふっ。決まりだな。残念だったなぁ。猿?」


くっそぉぉぉおぉぉお。俺様めっちゃ悔しい。
だいたいなんでOKしちゃうのぉ??

「なんだ、佐助?なんか不満でも??」


もぉ。なんなの?みんなして。



「そんじゃぁ、杏。今夜は派手にpartyしようぜ。」


ポカーンッてしてる杏。

「さぁ。いくぜ。部屋はいつものところを借りるぜ?」

「ああ。分かった。」


連れていかれてる杏。勝手にOKしちゃったお館さま。


「はぁ」

俺様の夜は忙しくなりそうだ。













その夜


「っはぁ、今日の稽古はココまでだ!俺は風呂はいって部屋に戻る。」


まったく、竜の旦那ったらまるで自分の家みたいに言っちゃって・・・・・


「杏!部屋で待ってるんだぞ?you see。」

「・・・っは、い??分かりました。」

意味の分からん異国語に頭に?マークを浮かべながら、コクンと頷いた杏。

ハァァァァァァァッ

今日何度目かのため息をついた。
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