短いお話

□君は救世主
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私には彼氏がいます。
すっごくすっごく素敵な彼氏です。





「Hey!杏!」
「おはよう政宗」
いつも一緒に登校してくれていつも一緒にいてくれる。大事な大事な私の彼氏。





ただ少し独占欲?っていうの?
それが強いらしい・・・・(友達談)

まぁ私にはわかんない・・・



「今日も一緒に帰るからな」
政宗が言った。
「うん!!」



そもそも
独占欲ってなんなのよ。
って感じの恋愛初心者の私と政宗が付き合いだすきっかけになったのは 

あの日・・・・・












その日私は1人で帰っていた。
いつも一緒のかすがちゃんに用事ができて一緒に帰れなくなったからだ。

「ホンットごめん!絶対まっすぐ家に帰るんだぞ。それから怪しいやつには気をつけるんだ
ぞ。いいか?」

こんなセリフを繰り返し言ってたかすがちゃん。
もう、そんなに言わなくても大丈夫だもん。

「杏は可愛いんだから気をつけるんだ!!」

なんてうそっぽいことまで言ってたなぁ・・・



「まったくかすがちゃんったら心配しすぎっ!
私だって1人で帰れるもん!」


そうブツブツ文句いいながら帰ってたら




「ねぇねぇ!」





誰かに声をかけられた。
ビクッとして振り返ると
先輩(だと思う)が3人いた。


「杏ちゃんだよね。」

3人の中でリーダーみたいな人がいった。

「はい。そうですが・・・」
恐る恐る声をだす。
やだ・・・怖いよぉ・・・


「そんなに怯えないで、ねぇ。俺らとあそばねぇ?」
腕を捕まれる。
「きゃッ!やめてください!」
「そんな怖がらなくても楽しい事しようって言ってるだけじゃん」
両腕を捕まれた。振りほどこうにも力に差がありすぎる。


やだッ・・こわいよぉ・・・


フワッ・・
なんともいえない甘いけどCOOLな香りが漂った時・・・・



「こんな可愛いgirl相手に野郎3人で何やってんだ?Ah?」
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