短いお話

□夏だ!危ない花火大会
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花火大会



それは1年に1度?あると思われる老若男女が集うお祭り














「わぁーーーーーー!」

すごい人の数だけどお店の数も半端ない。
たこ焼き、イカ焼き、綿あめ、カキ氷………まだまだいっぱいある。

「政宗!早く行こう。」

政宗の浴衣の袖を引っ張って食べ物に向かって一直線!って思ったら

「ちょっと待て!」
政宗からストップの声がかかる。
何よ〜って不満たっぷりの目で政宗を見上げたらちょっと顔を赤くして少し視線をそらして

「危ないからダメだ。」

って言った。



「どういうこと?」










まったく
俺の彼女は危なっかしくてしょうがない。
めっちゃ可愛いのに自分でぜんぜん分かってない。今日の浴衣姿なんて半端ねぇ・・・
ったく自分がさっきから野郎どもに見られてるのなんてぜんぜん気付いてねぇなんてよ・・・・

それなのにあんな人がいっぱいいるところなんて連れて行けねぇに決まってるじゃねぇか。

「ねぇ、どうして?」

Ah〜〜〜〜〜〜〜・・・・
そんな
純粋100%な瞳で見つめんなぁぁぁ。

「だめっていったらダメ!俺が買ってくるから杏は、Uh〜〜〜〜そうだな、あそこのベンチに座って待ってろ。Yoo see?」

「ん〜〜。あいしー。」

発音がちゃんとなってないところさえ愛しく感じてしまう。相当重症だな・・・・・・・

「んじゃ、買ってくるけど食べたいのは?」

「う〜ん。じゃぁ、まずは綿あめ!!」

まずはってなんだよ。まぁいっか。

「じゃあ、おとなしくしとけよ?」

「はあ〜い。」

んじゃ、ダッシュで行ってくるか!
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