頂き物

□男のロマン
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華麗なるボールさばき!!

敵を華麗にスルー!!

綺麗にボールをキープして

最後は美しくボールはゴールにおさまる


コート外から女の子達の歓声を浴びる


「ふふっ・・・ふふふふふふ・・・」

『・・・。』

「ふふふふっ・・・ふっふっふっ」

『みーなみさわー!』


俺はナマエの声で目を覚ます


「なんだ夢か」

『夢みてふくみ笑い?キモっ!!』

「は?おいナマエ!今何つった」

『・・・ふくみ笑いキモい』


俺はそこで数秒黙る。


『ドヤ顔すんな。』


ぐ・・・

俺は表情を引き締めなおすが

また黙る。


それでさっきの夢の女の子達の歓声が聞こえてきて


『ニヤニヤすんな。』


・・・ぐ。

こやつなかなか手強い・・・。




沈黙V3 発動




『キモいって言って、なんか悪かった?』


あ、そうだ・・・本題はそれだった


「あぁ、かなり悪い!!」

『なにが?どこらへんが?』

「・・・」

『・・・』

「・・・」

『なんで目でうったえんだよ。喋れよ。』

「男のロマンを馬鹿にした」

『何それ…なんかキモ』

「ほら、バカにした」

『南沢が言うのが気持ち悪いの』

「…もう存在を否定された」

『そういうキャラでしょ?』

「どういうキャラだよ」

『そういうキャラ』

「だからどういう…」

『そういうところで女子に嫌われるんだよ』

「関係ねぇぇ!」


全く今の会話つながんねー!

無関係だろ、絶対。


『…男のロマンってバカにしちゃいけないもの?』

「普通はしねぇよ」

『私、普通じゃないんだ』

「うん」

『最悪。やっぱお前無理』


ナマエに言われて少し泣きべそ


そうか…女の子からしたら、男のロマンはわからないんだな。

…てか、男のロマンって、いったいなんだ?


女の子にキャーキャー言われることか?

うん、そうだろうな。


「男のロマン」ボソ…

『黙れ。』

「はい。すみません。」

『よろしい』


男のロマン、

最終的に俺自身までわからなくなった


女子って怖いな…

好きだけど←


『女子好き?キモ』


心読まれた…

女子怖い


『黙れ。喋んな』


別に俺は喋ってない。


…そんなこと言えるわけがない。

心で思うのも危険だ。


「男のロマンをわかってくれ」

『マジ黙れ』

「すみません。」



-END-

★あとがき☆
ギャグじゃねぇぇ!
…男のロマンってなんですか?

珠亜ちゃんホントすみませんでした
遅くなったうえコレは…
リクエストありがとうございました!


20111130

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