頂き物

□黄昏の暖色
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黄昏の暖色





放課後、日が暮れて教室が鮮やかなオレンジ色に染まる。


私は今、彼氏である浜野が部活を終えるのを待っている。


一緒に帰ろう!と、あんな笑顔で言われたら断れるはずがないでしょう。

バリバリの帰宅部がこんな時間に帰るなんてな。



今日の夕日は綺麗だなぁ。

窓から外の景色を眺め、たそがれている。


すると、誰かに背後から抱き締められた。



『ぎゅ』というより『むぎゅ』という表現の方が似合うこの抱き着き方。


そんなの、あいつしかいない。



「おまたせナマエ!」




やっぱり、浜野。




「本当だよまったく。…まぁ今日は何も用事なかったから別に良いけどね。」



「あはは、ごめん!なんか今日すごくナマエと帰りたくなっちゃったんだよね。」




後ろから抱き着かれているからどんな顔をしているのか分からないけれど、きっとこいつは満面の笑みなんだろうな。


『にこっ』って効果音がついて、周りにぽわぽわした花が見えるようなあの笑顔。


私はあの笑顔がすごく大好き。


嫌なことも全部忘れることができる。


今まであの笑顔に何度救われたことか。



そんなことを思っていると、浜野はいきなり私を正面に向かせ、また『むぎゅ』って抱き着いてきた。


浜野の方を向いた時、一瞬だけ顔が見えた。



やっぱり、あの笑顔。




浜野のあの表情を見ていると、私まで笑顔になってくる。


これが浜野の力か。







「ねぇ浜野、帰らないの?」



「うーん、どうしよ。」



「え?」




そう言うと、浜野は更に私に抱き着く力を強めた。




「俺さー、ついナマエに甘えちゃうんだよね。」




「何、どうしたのいきなり?」




「ナマエって優しいからさ、こうやって甘えてたくなるんだ。今日だって、部活終わるの待っててくれたし。」




「……うん。」





「俺、ナマエ大好きだ!」





「…うん!」





唐突な言葉に驚きはしたけど、こうやって素直に気持ちを言ってくれるのが少し嬉しい。


くすぐったいけど、胸がぽかぽか暖かくなってくる。




これも浜野の力か。










「浜野。」




「ん?」






「ずっと一緒にいようね!」






「おー!」

















この夕日に染まった教室の色は、私の心と同じ色。



















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珠唖さんへ相互夢です!
言って下さってありがとうございました!
こんな駄文でよければもらって下さい><
駄文すぎて自分でも呆れますが頑張って書かせて頂きましたo(`^´*)

これからもサイト共々よろしくお願い致します(*^ ^*)

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