イナイレ
□余計なお世話
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…こくんっ
眠らないように必死に頑張っても、やはり睡魔との勝負は厳しいもので。
どんなに頑張っても、意識が飛びそうになる。
大体、眠くなるような授業をやる先生も先生だ…
そんな理不尽なことを考えてみても、やはり睡魔の攻撃は容赦ない。
「おい、ナマエ」
この睡魔撃退法を考えていると、隣の席の風丸が私の名前を呼んだ。
「何…?」
「お前、寝そうになってただろ」
「うるさい。これでも頑張ってるの」
そうだ、頑張ってはいる。
「あのなぁ…」
そんな呆れ顔しなくてもいいじゃん、と言うと、溜め息をつかれた。
「しょうがないな、コレやるよ」
そう言って差し出されたのは、フリスク。
「え?」
「だから、コレ食べて眠気覚ませ」
「私、辛いの苦手なの」
「我慢しろ」
余計なお世話
最終的に、風丸が無理に私の口に押し込むから、先生にバレて2人して廊下に出されることになった。