イナイレ
□夏空
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「世界一、とってくるからよ」
「あ、代表テスト受かったんだ。良かったじゃん」
部活のない休日。
ナマエを呼び出して、告げた暫しの別れ。
しかし、意外にもナマエはアッサリしてて、そっかぁ、頑張って来てよーっていう少し薄めな反応で。
俺的には、もうちょい動揺してくれることを望んでたんだけど…
「それで、いつ発つの?」
「明後日」
「え、早っ…準備とか進んでるの?」
「ボチボチなー」
そんな他愛もない話をしながら、空を仰ぐ。
「で、本題はここからなんだけどよ」
「え、アレが本題じゃないんだ」
「世界一とったら…俺と付き合わねえ?」
「…とれなかったら?」
そんな意地悪な質問も、答えはひとつしかない。
「とるからそんな心配いらねえよ」
…お前の為に、勝ち進むからよ
そう言えば、ナマエは頬を染めて小さく頷いた。
「……約束、だからね」
夏空
夏空にした約束は100年後でも破れない
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Song by GalilleoGalillei