イナイレ
□謎が深まる
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「樹海行きたい」
「「「…え?」」」
突然のナマエの言葉に、その場にいた俺、緑川、風丸くんは耳を疑った。
…今、なんて言った?
「ま、待ってナマエ、早まらないで!俺なんかした!?」
意味が理解でき、血の気が引いていくのが自分でもわかった。
自殺なんてさせてたまるか…!というか、何故?
混乱した頭で、とりあえずナマエの肩を掴み早まらないように説得を試みる。
「いや、そういうわけじゃ…「ヒロトがなんかした!?それとも俺たちがなんかした!?」
「…というか、なんで樹海に行きたいんだ?」
緑川も混乱している様子だけど、風丸くんはナマエの言葉が緑川に遮られてたのをちゃんと聞いていたらしく、理由を尋ねた。
「ごめん、言い方を変える。木がたくさん生えているとこに行きたい」
「なんで」
なんで木がたくさん生えている場所?
…とりあえず、自殺ではなさそう…か?
「マイナスイオンに癒されたい。ってか、森とかそういうとこって心が落ち着かない?」
「あ、そういうことね」
混乱が収まったらしい緑川が納得する。
「でもこれからの季節、マイナスイオン少ないんじゃないの?」
そう思ったことを言えば、たしかに紅葉だしな、と風丸くんが付け足してくれた。
「あ、そっか。…うーん、どうなんだろう?」
「いや、詳しいことはわからないけど」
「でも、とりあえず木があればいいかな」
「…そう」
謎が深まる
「やっぱナマエって面白いよね」
「面白いと言うか変わってる?」
「やだなぁ、そこがいいんだよ」
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ヒロインちゃんを不思議な子にしようと思ったらこうなった(´;ω;`)←
ちなみに最後のセリフは緑川⇒風丸⇒ヒロトです。