「はあ…今日も気持ち良い天気だね!」
「もうそろそろ春だからな」
休憩時間になり、芝生の上に寝転ぶ天馬とその隣でドリンクを飲んでいる剣城。
「お疲れ様」
そんな2人にドリンクを持っていけば、天馬が「ね、やっぱそう思わない?」と話をふってきた。
「え、何が?」
ちゃんと話を聞いていなかったため何が何だかわからず、すごい勢いで尋ねてきた天馬に聞き返す。
「花見もいいけど、やっぱ一番はお団子じゃない?いわゆる花より団子ってやつ!」
「ああ、そういう」
「…ガキだろ。ほら、返答に困ってるぞ」
「えーいや、あはは」
俺はそう思うんだけどなー、なんてまくしたてる天馬を横に、剣城のフォローに素直に苦笑いをこぼせば天馬がえー、と頬をふくらませた。
「私はどっちも好きかな。桜だけよりお団子があったほうが楽しいし、でも逆にお団子だけじゃつまらないし」
「大人だな」「ね」
剣城の呟きに、流石だね、なんて感じで頷く天馬。
ちょっと照れ臭く思いながら、ふとあることを思いつき「あ」と呟けば2人がどうしたの、という視線を向けてきた。
「じゃあさ、今度みんなでお花見行こうよ!優一さんも誘ってさ」
「いいね、それ!」
「兄さんか…きっと喜ぶ」
もちろんお団子作ってくるんでしょ?なんて目を輝かせて訊いてくる天馬に、少し考えた後にしょうがないなあ、と返事をすれば、天馬は全身で喜びを表した。
「やったね剣城、手作りだよ!楽しみだね!」
「…そうだな」
春の足音
剣城へのタックルを交わされるもはしゃいでいる天馬やちょっと照れ臭そうに答える剣城を見ながら、
お団子ひとつでこんな喜ばれるなんてなんだか照れるなあなんて考えていると、キャプテンの休憩終わりの合図がかかった。
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天馬と剣城のコンビ大好きです。
2人に挟まれて歩いてみたi(黙
にしてもこの2人難しい…相変わらずな珠亜クオリティですみませんorz
お次は神童&霧野!