Extra

□One day of rabbits
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    The feeling of Thank to you.

    The words of Thanks to you.

    The bouquet of Thank to you.




















     I love it.
     Always Thank you.

























      キシッ━━━━━





茜が寝返りをうったことで
ベットは軋み立てる。


不意に、ゆっくりと閉じていた瞼を上げ
茜は目前にあった
静かに寝息を立てる葵の寝顔に思考を
覚醒させていく。





腕をベットに立てて、体を起こすと
窓を隠すようにあるカーテンの隙間から
漏れる朝を報せる光に茜は、眩しそうに
目を少し細めた。









     「…………。


      ────あお、い…」








寝起きのためか、活路が回らない声で
同じベットの隣で眠る
葵の肩を弱めに揺さぶる。







    「ん〜〜…。

     なぁに…? あかね…」





重々しく瞼を上げると、葵は欠伸を漏らし
目元を擦った。








      「……朝。」







     「本当だぁ…。

      起きないと、ねぇ…」







そう言いながらも、また目を瞑る。
言葉とは裏腹な行動をとる葵に
茜は何も言わず、ただその様子を
眺めるように見ていた。










     「…あ!そうそう、」




突拍子もなく 葵は、ベットに座りこむ
茜の手を自身の方へと引く。






     ━━━━━ポスッ




引かれる方へ倒れた茜は、先刻まで
眠っていた自分の枕に、再度
飛び込む形となる。








   「眠る前にね、
    いい事思いついたんだぁ


        あのね────」






そう言って、茜の耳元で
思いついた案を囁く。
葵と同じように、茜も両肘を立てて
その提案を聞き終えると、小さく頷いた。







    「じゃあ、決まり♪


     そうと決まったら急ご!」






先程までの気だるさを含んだ
動きは何処へやら。


葵は、起き上がると布団から抜け出して
身支度をしようと動き出す。


つられるようにして茜も、用意していた
自身の服に手を伸ばしていた。


















******











    「早く朝食、食べに行こ…あっ


     茜、ボタン留め間違ってるよ」






茜の手を引いて 部屋を出た葵。

振り向き際に、茜の服に付いてある
ボタンが一つ留め
間違えていたのに気づく。





    「ちょっと、ごめんね?

    ────よし、これで大丈夫♪」






     「……ありがと…。」





      「────?」







ボタンを間違えなく留め終えた葵は
茜が遠くを見ている事に気づき
その目線の先を辿った。







     「あ───。 颯だぁ」
















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