dream story
□華散りゆく生命-イノチ-
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ヒュー… バパンッ
「にーちゃ、にーちゃ!
はなび あがったよっっ」
「んー?…お〜、
今夜のは一段と奇麗だなぁ」
幼い男児と大人びた少年は、縁側に座り
闇夜に浮かぶ 鮮やかな花を眺めた。
この小さな村では不定期に
様々な輝きをもつ花火が
無人の山から上がる
誰が上げてるかも知れない
その花たちは……
村で命が死した時にのみ
忌々しくも上がるらしい。
華
散りゆく生命-イノチ-
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