ダーリンは芸能人

□JADEガチャ ネクタイ…?
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「ネクタイの結び方?…俺もあまりやらないからな…できるかわからないが…。
他の人に頼む?…いや、それはダメだ。
…おいで。やってみるから」


――― Case 1 ―――


「これ…なんだけど…」

向かい合う形で彼はネクタイを手に取ったが、どうやら上手く結べないらしい。

「自分の時と逆だから…結びづらいな」

「じゃあ、私が後ろ向けばいいかな?」

「…ああ」

私が後ろを向くと、春が抱き込むような形で腕を回してきた。

「この方がやりやすい」

首筋を春の声がくすぐる。

(わっ……)

ネクタイを結んでもらってるはずなのに、抱きしめられてるみたい。

自分から言い出した事なのに、急に恥ずかしくなってきた。

肝心のネクタイは、春の長くて綺麗な指によってどんどん形作られていく。

背中から春の体温が伝わってきて、

(はっ、恥ずかしい…)

意識しないようにしても、逆に意識してしまう。

「…できた」

「あっ…ありがとう…」

自分の中の動揺を悟られないよう、急いで体を離そうとすると、それを阻止するように強く抱きしめられた。

「かなで…。耳と首筋が赤いな…」

(あっ…)

チュッとうなじを軽く吸われる。

意識していた事が、春にはバレていたらしい。

何も言わずに体を赤く染める私の首筋に、彼は唇を滑らせていく。

それだけで、体が反応してしまう。

このままだと…最後まで。

「だっ、め…」

「ん?」

「このあと、撮影が…あるの…」

だから…と、抵抗してみるが、

「痕はつけないから」

彼はそう言って、唇を下へとずらしていく。

そして春の手がシャツの下から入ってきて…。

「…っあ」

春の手が、胸を優しく触る。

「いい声」

クスっと笑う彼の声にすら、感じてしまう。

(ずるいよ…)

ブラをずらされ、敏感な箇所を摘まれて、甘い快感に体が一瞬強張る。

「こっち…向いて」

顔を春へ向けると、彼の熱っぽい眼差しと出合う。

そして吸い寄せられるように、唇を重ねた。


「…ねぇ…こ、こで…、…するの?」

「…嫌?」

春の手がシャツのボタンをゆっくりと外していく。

「…だっ、て」

このまま愛撫され続けたら、ここでしたいと言ってしまうかもしれない。

大きなグランドピアノのある、このリビングで。

春がくれたクマに見つめられたまま。

(それは…なんか…)

気分的に神聖なピアノの近くで、ましてやぬいぐるみとは云え、クマに見られている状況はちょっと。

「…クマが…見てるよ」

「ああ。見せつけてやればいい」

そう言うと、耳たぶや、頬、首筋をついばむように吸われ、息もできない程のキスをされる。

そして、彼が結んだネクタイは綺麗な形のままで、それ以外の服が脱がされていく。

「…んっ、もう…」

激しくなっていく愛撫を受け止めながら、私はそのまま身を委ねたのだった…。


2011.5.23



ガチャコメ萌え(笑)
だって“おいで、やってみるから”ですよ!
ガチャでネクタイ当たったけど、違う“ヤッテみる”を想像しちゃうでしょ(≧Д≦)キャッ
案の定、我慢できませんでした…(春と私が)





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