ダーリンは芸能人

□プロローグ
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冬馬「フッフッフッフッフ〜ン♪」

秋羅「……何、冬馬ご機嫌じゃん…微妙な感じだな」

夏輝「鼻歌歌ってるよ…。気持ち悪いなぁ」

冬馬「おい、そこの二人!聞こえてるっての!」

秋羅「だって珍しいじゃん。この忙しい時期に鼻歌でご機嫌なんて」

夏輝「だよなぁ〜。いつもだったら『俺らにクリスマスはないのか?!』とか言ってるのに」

秋羅「そうそう。それで大体収録終わりに、野郎共で自棄酒というパーティーへ行くと」

冬馬「その野郎共には、お前らだって入ってるだろうが」

夏輝「俺らは無理矢理付き合わされてるんだって。お前に」

冬馬「だったら今年は、文句言わせないようにしてやる!」

秋羅「……例えば?」

冬馬「だから〜カワイコちゃん連れての××パーティー♪二次会は勿論ベッドの中へ〜」

秋羅「はい出たよ、エロ親父」

夏輝「しかも、カワイコちゃんとか死語だから」

冬馬「いいだろっ、別に!」

夏輝「ふうっ……はいはい」

冬馬「ところでさ、イイこと聞いちゃったんだよね〜オレ様」

夏輝「……何?」

冬馬「春が三日後にかなでちゃんと出掛けるらしいぜ?」

秋羅「……相変わらず地獄耳だな、お前」

冬馬「いや〜オレ様ってば、面白そうな事にセンサーが反応するんだよね〜♪」

夏輝「動物的勘ってやつ…」

冬馬「……なに、なっちゃん。羨ましいって?」

夏輝「いや……違うけど。で、出掛けるから何なの?」

冬馬「気にならないかぁ?この忙しい時期に、あの春様が息抜きなんて」

夏輝「いいじゃん。休息だって必要だろ」

秋羅「だな。ましてやクリスマス時期なんだし、彼女と過ごしたいだろ」

冬馬「うわ〜二人共、つまんねぇ答え。そうじゃなくて、二人でラブラブなあっつ〜い夜を……」

夏輝「……さっ、冬馬。リハ始めるぞ」

秋羅「……余計な気を回してないで、練習するぞ」

冬馬「なっ、引っ張るなって!俺の脳内妄想が〜〜」



クリスマスシーズン迫る、とある日。
春はどうするのか!?




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