テニスの王子様 遊戯
□眼力絶不調
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「おい日吉…」
「何ですか?」
「…いつそんなに背伸びた」
今日は部活がオフ。
俺の家に客が来るとやらで
無理やり日吉の家に行くことにした。
だが。
家に押しかけて
玄関から出てきたのは
俺様の身長を楽に追い越した日吉だった。
「…え…っとー…ぁ!朝起きたらなんか」
苦笑いしながら頭を掻く。
…苦笑い??
「お前…今日どうした?」
「えっ…!?」
「いや…お前の苦笑いが新鮮でな…」
別に嫌ではないんだが
何故か今日は張り合いがない。
「まっ…まあいいじゃないですか。玄関暑いですし。中へどうぞ」
「あぁ…」