□04：フランス国歌
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「おや、次は私のようですね」
『次はやぎゅー君か』
「私の名前は柳生です」
『え？ちゃんと言っとるやん。
やぎゅー君』
「・・・わざとですか？
何度も言いますが私の名前はや・ぎゅ・うです」
「柳生、あきらめんしゃい」
「ですが仁王君・・・」
『そうそうあきらめぇや』
「お前が言うな」
「あなたが言うことではありません」
『うっ・・・』
なんやねん、二人してさぁ・・・。
はぁ・・・だんだん皆がひどくなってく…。
あ、もとからか。
「郁、聞えとるで」
『喋っとらんのになぜわかったし』
「しゃべっとったばい」
『Σまじでか！』
さっきもこんなことあったなぁ・・・。
はぁ、きぃつけな。
……せ
・・・・・・ん？
今何か・・・
と…り…んせ
やっぱ何か聞える・・・。
なんや？
歌？
「ジャ、ジャッカル・・・」
「どうした？ブン太」
「何か、聞こえねぇか・・・？」
「・・・いや、何も」
「・・・・・・そうかよぃ」
「ブン太？」
・・・聞えなくなった？
なんやったんや？
あれは・・・。
「そろそろ話始めてもいいですかね？」
『あ、ええよ』
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