□06:赤い女の子
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「あぁ・・・とうとう俺の番か…」

『何しみじみいっとんねん。
ばーかばーか!』

「それ以上言うたら・・・スッ・・・・」

『ど、毒手・・・。
毒手がな、なんぼのもんじゃーい!』


毒手なんか怖くあらへんもん!
絶対に!!・・・多分な。


「郁!
毒手はあかん!
毒手なめたら死んでまうで!!」

『だ、大丈夫や!きっと!
おうせ毒手なんて嘘にきまっとるやん!』

「それはどうかなぁ・・・?
お二人さん」

『お、脅したって怖くあらへんもん!』

「で、でも郁・・・ワイこの前な・・・悪いことしてもーてん。
その時にな・・・●●●で、■■■なってな、▲▲▲なってん。
むっちゃこわかったわ・・・」

『なんでそれを今いうねん!!』

「や、やって・・・!!」

「そういうことや・・・。
覚悟はええか?」

『まじスンマセンでした』


こわっ!
良い子には聞かせられないことが・・・。
でも腐女子が聞いたら嬉しそうなことやったな・・・。
白石×金ちゃんか?!そうなんか?!
・・・まぁ、ええか。


「郁、謝るときは土下座、やろ?」

『蔵がどんどん変わってまう!
財前どないしよ?!』

「俺に言わんといてください。
つかもう、あれはしゃーないっスわ」

「財前、あれってなんや、あれって」

「あれはあれっすわ」

「ったく、ほんま財前は生意気やなぁ」

「褒め言葉おおきにっす」

「どーいたしまして」


おー、こわっ。
なんや火花ちっとるし・・・。
つか、財前つよっ!
・・・ちゅーか


『蔵、はよー話てぇな』

「なにを?」

『何をちゃうやろが!
怖い話やろ!』

「あ、忘れとった。
すまん、すまん」

『はぁ・・・どんだけやねん』

「白石はそういうところがむぞらしかね」

『・・・そやね』

「なんか言うた?」

「なんでもなかとね」

『おん』

「そか。
んじゃぁ、話すな」





























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