ハイスクールD×D 鯉物語

□第五話
1ページ/5ページ

ーーー三人称


「はぁっ、はぁっ、はぁっ、・・・」

静かなる夜の中、息を少し荒くして、走り抜ける鯉判が、気絶している少女を抱えて走っていた。

「此処十六年、女を抱き上げていないせいで体力が落ちちまってらぁ。何せ女を抱き上げるのなんて若菜以来だからな。
 にしても、あいつらしつこいな。どこまで追って来やがる。」

鯉判は走っている途中で見つけた路地裏に身を潜め、鯉判は周りと同化する。
 ただ消えるように見えるが、それは違う。鯉判の能力、[明鏡止水]は心を静め、周りと溶け込み他人からの認識を無くす能力であるり、それは水の波紋が止むような静けさそれすなわち、雑念を持たず周りと溶け込む状態になることによってその認識出来なくなるのである。
 鯉判はしばらく、その能力で身を潜めていたが何か覚悟を決め、少女を物影に隠し、路地裏から姿を表した。

「やっと追いついたわ。
 さあ、シスターを渡してもらうわよん。」

と、ゴスロリの服を着たミッテルトが鯉判に向かって言う。

「まて、ミッテルト。
この男、ただ者ではないぞ。迂闊に手を出すな。」

先に鯉判に追いついたカラワーナに大人びた服を着た、カラワーナがそう制した。

「へぇ〜、分かってるじゃねぇか。
 しかし、俺相手に二人だけじゃあ無理があるぜ。」 

鯉判は挑発じみた笑みを見せ、二人に言う。すると、その二人は忽ち(たちまち)憤怒の表情へと変わっていった。

「なにを!!、張ったりかましてもあたし達には聞かないわよ。」

「そうよ、そうよ。おとなしくあの世に逝っちゃえー。」

そうミッテルトが言うと光の槍を数本出現させた。
 カラワーナも同じように光の槍を数本出現させた。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ


©フォレストページ