ハイスクールD×D 鯉物語
□第七話
2ページ/2ページ
俺はそういうと、ムスっと、拗ねてる、リアスの頭を撫でた。
「・・・年上の頭を撫でるのはどうかとおもうのだけれど。」
相変わらず、可愛らしいムスっとした表情で俺に反論して来るが、俺にとってはどこ吹く風である。
「ところで、リアス、何か甘い香りがするんだが、何か作ったのか?」
「ええ、そうよ。
新しい眷属が出来たんですもの。そ、その、ささやかな歓迎会を開こうと思って、ケーキ作ってみたのよ。」
リアスはほんのり頬を赤くしながら言うと、一つ指をならしてケーキを出現させた。
「ほお〜、こいつぁ旨そうだな。どれ、一口・・・イタッ、なにしやがる。」
俺が懐から取り出したフォークでケーキをつつこうしたが、リアスに手を叩かれ素子されてしまった。
「ダメよ、つまみ食いは。みんなが集まってから、いただきましょう。」
「そんなこと、言わずに一口食わせろ。」
「なっ、ダメよダメよ。みんなが来てから」
「そうです。つまみ食いはダメなんですよ。」
そこへ、アーシアも参戦してきた。
「まあまあ、そんな堅いこというなって」
「ダぁメーーーーーー!!」
こうして、俺とリアスたちの攻防戦はオカ研メンバーが全員揃うまでつづいた。