小説置き場
□悪夢
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悪夢から目が覚めた…
何の夢かは覚えていないが恐ろしい夢だったのは確かだった。
「悪夢で目が覚めて眠れなくなったか……。」
独り言をつぶやく。
悪夢でうなされ、目が覚めて眠れなくなるなんて…っと自分で自分を嘲笑った。
トントン
するとドアをノックする音がしてベッドから起き上がり、ドアの前まで行きドアを開くと、心配そうな表情をしたエアゼルがいた。
「エアゼル…?」
どうしたんだと聞くと、
「すいません、夜遅くに…先生の悲鳴が聞こえてきたから……心配になって……。」
エアゼルが答えた。
飛び起きた時のあの声が、まさかエアゼルに聞かれてたなんて思ってもいなかった。
少々、恥ずかしい……。
「立ち話もなんだから、部屋でしよう。」
エアゼルを部屋に入れ、ベットに座り込む。
「悪夢にうなされて目が覚めただけだ。
迷惑かけてすまない。」
と俺が謝罪した。
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