小説置き場
□悪夢
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「そうでしたか……。」
それでもエアゼルは心配そうな暗い表情をしていた。
「どうしたんだエアゼル…?」
さっきから暗い表情をするエアゼルに俺が聞くと、
「俺も悪夢見ましてね…。」
うつ向いたままエアゼルが答えた。
急にエアゼルがギルに寄り添ってきて、
「……先生がいなくなるのが怖い…。」
独り言の様にぼそりと言った。
「エアゼル……。」
「先生が……」
徐々に涙目になるエアゼル。
「それ以上言うなっ!」
それ以上言わせない為、エアゼルの口をキスで塞いだ。
「…!?」
いきなりキスされて戸惑うエアゼル。
「俺はいなくなったり、お前から離れたりしない……だからそんな心配そうな表情するな…。」
お前らしくもないっと言うと、
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