GINTAMA.
□サボり
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家に着くと姐さんはそそくさとした感じで、
「どうぞ、汚い所ですが、って言っても上がったことあるけどねw」
「そうですねェwじゃ、遠慮なくお邪魔しまーす。」
暫く待っていると、姐さんがお菓子とお茶を持ってきてくれた。
「どうぞ、疲れてるでしょう?」
「ありがとうございまさぁ。」
俺たちはお菓子を食べながら、他愛も無い話をしていた。
俺は何故か、姐さんと話している時だけ、とても楽しく感じる。何故か。
そして、姐さんと別れる時はとても寂しく感じる。何故か。
まぁ気のせいだろう。
暫く話をしてから、俺は帰ろうと家を出ようとしていた。すると、姐さんが。
「あ、沖田さん。」
「何ですかィ?」
「また、遊びに来てくださいね。」
そう聞いて俺は、
「分かりやした。その代わり、またお菓子出して下せェよ?」
「えぇ。準備して待っているわ。」
「約束でさァ。」
そう言って俺は姐さんと別れたのだった。
もう少し。もう少しこの気持ちが分かったら伝えるから。
君に、
この気持ちを。
END