GINTAMA.
□憎たらしい口
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「…姐さん…?」
声の主はそう、志村妙、通称姐さん。
「奇遇ね、私もここでよく休むの。」
「そうですかィ。」
「沖田さん、またサボってるの?」
「正解でさァ。さすが姐さん察しがいいや。」
「見たらすぐ分かったわ沖田さんだって。」
そう言って笑う。俺も頬が緩みそうになった。
「今日はどんな日か知ってますか?」
いきなり姐さんがそんなことを聞いてきた。
「知ってますぜィ。バレンタインデーでしょ?」
「お、正解。」
「俺だってそれくらい分かりまさァ。」
「まぁそうよねぇ。」
姐さんは、比較的可愛いから逆チョコを貰いそうだなァ。
そんなことを思っていると、
「沖田さんは…チョコ好き?」
「え…まぁ好きでさァ。」
「へぇ…じゃあ結構チョコ貰えるんじゃない?」
凄く意外なことを言われたので驚いてしまった。