私に恋を、教えてください。

□#01
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#01


「えぇ〜、今日は皆さん、わくわくしているとは思いますが………」



いつもの朝、とは言い切れない朝。今は朝会。校長先生の話はいつもより長い。それもそうだろう。


だって今日は、『新しい学年へ上がる日』なのだから―――。

何故に校長先生の話はこうも眠くなってしまうのだろうか。
私、原野舞はあくびをしながら思っていた。周りの皆も眠そうで、目をつぶっている人だって居る。

前の方に座っている私の友達、戸部夏輝もうとうとしている。

私はうとうとしながら話を聞いていると、新しい先生の紹介に入った。10人くらいの先生が自己紹介をしていく。
すると、最後の一人になった。私は周りの女子達が少し騒がしいので前を向いた。



そこには、茶髪で、背は高め、まさに今で言う、『イケメン』な男の先生が立っていた。

「皆、初めまして!高田蓮人っていいます!教科は数学で主に3年担当です!よろしくおねがいします!!」

満面の笑顔で自己紹介が終わった。他の先生達のときより大きな拍手。





こうして、朝会、新先生の紹介が終わった。
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