GINTAMA.
□サボり
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あぁいい1日だ今日は。
まぁ見回り中だからそんなこと言ってられないのだが。
そんなわけで江戸をぶらりぶらりとサボっていると、あの人に会った。
「あ、沖田さん。」
「あ、姐さん。こんにちは。」
「こんにちは。」
志村妙、その人である。
『サボり』
志村妙、通称姐さんは、真選組局長、近藤さんの思い人にして万事屋の志村新八の姉である。
「何やってるんですかィこんなとこで。」
「私は少し買い物です。沖田さんは?」
「いつものですよ。」
「あぁサボりね。」
「正解でさぁ。」
最近は時々姐さんに会うようになっていた。
偶然ばったり会ったりしたりなど、そういうことが多くなっていた。
「でも此処に居たら土方さんにバレるんじゃない?」
「まぁそうですねィ。」
「…また寄っていきますか?」
「じゃあ遠慮なく。」
姐さんは俺を見かけるとよく姐さんの家でサボらせてくれる。近藤さんをボコボコにする割りには優しいお人だなぁと、思った。
「じゃあ行きますか。」
「はい。」
俺たちは姐さんの家にむかっていた。