私と僕から君達へ

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どうやら私達は勘違いをしていたらしい。



私が年上だと思っていたこの眼鏡の子は


高校一年で、同い年。






眼鏡の子が年下だと思っていた私は



高校一年で、同い年。













「ぼ、僕…失礼なこといっちゃいましたね…(汗)」


「いや、もう慣れたっていうか…転ぶのもしょっちゅうだけど年下にみられるのもしょっちゅうだし。」


「ふふ、そうなんですか〜。
あ、じゃあここであったのも何かの縁かもしれないですし、挨拶しますね?
穂稀高校一年の一ノ瀬 鈴と言います。」






にっこりと微笑みながら私にハンカチを渡しす。





あ、怪我したところをハンカチで押さえろってことか…





「……私は青春学園高等部一年の不二ゆりあです。」










ハンカチで膝を押さえて鈴ちゃん?をみる。








「あ、ハンカチ洗って返すね?」


「いいですよー?ハンカチくらいー」


「そういうわけには…(苦笑)」









そういって私達はお互いにふふ、っと微笑んだ。



















2 僕と私の桜 end
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