私と僕から君達へ

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今日はゆりあたんの学校にお邪魔しております♪







「ゆりあたん!」


「あ、皆〜!!来てくれたの!!!?」


「きったよーん!さて、女子テニの女の子〜!」









鼻の下を伸ばしてキョロキョロする千鶴くん。







「女子テニは休み。だから皆呼んだの。」


「なんだって!なんでだよぅ!((泣」


「女子テニの子を千鶴の魔の手から守るため」









キッパリというゆりあたんに千鶴くんがキャーッと怒る。





千鶴くん、千鶴くん。



あなたが悪いと思います。












「青学ってこんな風になってるんだ?」


「ん、こーなってるよ。テニスコートはこっちねー。」









にっこりと笑って指差す方向へ皆で歩き始める。







そういえば僕たち部外者だけど、いいのかな?











「とりあえず、テニス見るときは回りがちゃんと見える場所でテニスコートから少し離れてみてくださいね♪」


「え?なんで??」


「って言うか某アニメ風に…」


「なんでも、近くで見てると死ぬよ。」


「え?なんで?」







そういう悠太くんの言葉を遮るようにテニスコートから勢いの良いボールが飛んできて目の前の地面に埋まる。














(((((ボールが…埋まった……?))))))


「またか…」


((((((((さも同然のように!))))))








ゆりあたんは見かけによらず恐ろしい場所で生活しているみたいです。










「すいませーん、ボール飛んできませんでしたー?」


「あ、桃ー。」









テニスコートの方から、苦笑しながら走ってくる男の子。






あれ…もしかしてあの人がボールを…?












「あー、なんだゆりあかー。」


「なんだじゃないから、当たったら危ないでしょー。」


「わりぃわりぃー」






あはは、と笑う男の子。



笑い事じゃないです。













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