私と僕から君達へ
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「皆、この大バカなのは桃城武。私と同い年の子だから…鈴たんとも同い年だよー」
「ん?なぁ、ゆりあ。この人達って最近仲良くなったって言う?」
「そーそー。」
最近仲良くなった……?
ゆりあたん、僕たちの話、してたんだ…
嬉しいなぁ〜…、
「おいー、桃遅いぞ〜。ボールまだー?」
「英二が痺れきらしちゃったよ、桃。」
ま、また二人男の子が増えた…!
桃城くんを追いかけてきたのは髪が外に跳ねてる人と…
「あ、悠太先輩達…?」
「しゅーくん!」
「不二くんだ…」
もう一人はしゅーくんだったようです。
「ゆりあ、にゃにしてんだよー!
マネ業サボっちゃダメじゃーん?」
「サボってないです重いですもたれないでください。」
外はね…の人は、なんか人懐っこそう…
「ごめんね、彼は菊丸英二。ちょっと猫みたいな…子なんだ。」
「「うん、見たらわかるよ不二くん」」
だって現在進行形でゆりあたん、つぶれそうだもん…
「だ、大丈夫?」
「なんとか…大丈夫」
えへへ、と笑うゆりあたんは大丈夫そうにはみえない。
「ね、そこの子達誰〜?」
「英二先輩のひとつ上の穂稀高の人です、女の子は違うけど…」
「んー?女の子二人いるよ?」
「え、ぼ、僕男なんです、けど」
しゅ、春ちゃん…また女の子だと思われちゃってる…
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