私と僕から君達へ
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英二先輩を叱って、そのあと私は皆と一緒にテニスコートを見ていた。
コートの中では皆、真面目に練習していた。
さっき私がマジギレしたからか…。
「そういえばゆりあはテニス出来るの?」
「軽くならね」
「…………」
「…………」
「浅羽弟、千鶴、その目やめないとテニスボール当てるよ。」
「お前、あれだけ転ぶのにテニスまともに出来んのかよ…」
「要はその眼鏡をテニスボールでぶつけるよ」
「おい…!!!!」
バシンッと要に殴られる。
痛いなぁ…
「すごい…」
皆が騒ぐ中、鈴たんはポツリとテニスを見ながら呟いた。
そういえば鈴たんって前にテニスの試合見に来てたけど、やってたとか?
「いいなぁ、あんなに上手だなんて…」
「鈴たん、興味あるならやったらいいのに…」
「あ、いや〜、僕、スポーツならなんでも好きなんでテニスだけに絞れなくて…」
えへへ、と笑う鈴たんにくすりと笑う。
スポーツに興味あるって言うのが私的には羨ましい。
元々スポーツは好きじゃないし勉強も好きじゃないから部活なんて中々入れないんだよね…
そしたら手塚部長とか皆がマネージャーやれっていってくれたから今は部活やってるけど…
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