*本編*【立海】

□-第2章-
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次の日、いつものようにクラスで1番早く登校した梓は、誰もいない教室で、今日1日のテニス部員の練習メニューをノートに書き付けていた。


それが、彼女にとって毎日の習慣となっている。



?「ねぇ、梓ぁ、昨日目撃したよ〜。」


ふと、ノートから顔を上げると友人の美有がニヤニヤと彼女を見下ろしていた。

集中していたせいか、全く気がつかなかったが、周りを見渡すと、ほとんどのクラスメートが登校しており、皆、各々談笑に花を咲かせている。



「あ〜美有ちゃん〜おはよう〜」


美有は、3年生になり初めて同じクラスになった女の子で、人見知りの梓にとって数少ない貴重な女友達の1人である。


美有「ふ、ふ、ふ。アンタ、いつの間に丸井君とそんな仲になっちゃったの?あたし、何も聞いてないぞ!」


「へ?丸井君とそんな仲って……?」





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