*本編*【立海】

□-第3章-
1ページ/7ページ



コンコンコン


病室のドアをノックする音が聞こえる。


同じフロアで入院している子供達と遊んでいる最中だった幸村はどうぞ、とドアの外で待っているだろう人物に声をかける。


カチャとドアが開いて、室内に入ってきた人達を見て、幸村は思わず笑みがこぼれた。


幸村「やあ皆、大会が近いのにわざわざ来てくれたんだね、嬉しいよ。」


真田「気にするな精市、当然のことだ。」


ぞろぞろと、幸村の病室に入ってきたのは、テニス部のレギュラー陣+マネージャーの梓である。

彼らは、部活終わりに、部長の幸村の元に立ち寄ったのであった。


一気に窮屈になった病室。

幸村「ごめんね、お兄ちゃんこの人達に用事があるから、また遊んであげるから君たちの部屋に戻ってもらってもいいかな?」


子供達「はーい!」


と、子供達は聞き分けよく、幸村とそして梓達にまで手を振り、病室から出ていった。


「か、かわいい」


子供達の無邪気さに、梓も手を振り返しながら胸がキュンとなる。




次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ