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□雪銀・解説
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 ここでは、「実は意味込めてるトコは幾つかあるんだよ」というサブタイトルをゆきが選抜。
 また、さすがに難しい漢字で「読めない」ってなってたり当て字だったりの部分も解説。

 つまりは、いつも通りゆきの自己満足な整頓タイム( ̄∀ ̄)



まず雪銀とは?
 月宮に、【四重奏】は『色』をタイトルに欲しいと言われたので、「最初は夢主の容姿にかけたのでいいか」と『銀』を入れました。
 じゃあ何故【雪銀】かというと、当初は夢主・閨が輪と初めて出会うのはリノル…つまり原作第三巻から話が始まるはずでした。「リノル? じゃあ雪だね、めちゃくちゃ吹雪だね!」ということで、銀と雪をくっつけて【雪銀】になったんです。
 その後で、まさかの列車事件に巻き戻ったので「え゛、何故」と月宮に真顔で訊いた覚えがありますね。
 今となっては、閨のどこか冷ややかな感じや、氷を操る設定に合ってるので良かったです。

サブタイトルについて
 序盤はあまり私は考えてません。ただ、中盤くらいからはそのページの話を表すようにイメージしてました。
 元々私は、抽象的で謎めいた雰囲気が好きなので、段々そんな感じにサブタイトルが偏って行きましたが…。


24.流れる時のプシュケ
 ┗プシュケ(Psyche)とは古代ギリシャ語で息(呼吸)、生命、心、魂を意味する言葉です。
 まぁ、解釈はまかせるとして、私は『時は一瞬も止まることがない←→呼吸(つまり命)はいつか止まるもの』みたく反するものを繋げて、『矛盾』を現したかったんです。

27.水滴から始まる
 ┗閨の力を使うための条件が「操る水に一度でも触れること」「触れた水が混じったものなら、意識して一定量を動かせる」らしいので。……本編で詳しく説明してくれないかなぁ。

28.グラス・ソニア
 ┗意味は『硝子細工の薔薇』。氷でできた茨が登場するので合わせたつもり。
 純粋で透明で脆く美しい……閨の個人的イメージがそれなので。


次回真赭について
 次回からは『閨』という一人の人物を掘り下げていく回です。
 記憶の混濁している彼女は、今、さながら雁字搦めにもつれた糸。その糸を一本一本ゆっくりとほどいていくのが、この【真赭】。ぱっとしてなかった閨の意志が、しっかりと示される回でもあるのでお楽しみに!
 これからも皆様でみやちゃんを応援してやって下さいな。


 
 

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