テニスの王子様【長編】
□第3話
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週明け。
晴れて、テニス部のマネージャーとなった○○は
初日からかっ飛ばしていた―――
「●●○○、仕事終わりましたー!」
「速っ!!じゃ、じゃあ…次は、球拾いしてくれる?」
「了解しました!」
先輩に指示され、そそくさと平部員たちが使用したテニスボールの回収に移る○○。
新人でありながら、他のどのマネージャーよりも働き者な○○に、周囲のほとんどが驚いていた。
「あっ、良いよ!この仕事は俺ら、平部員の仕事だし、」
「あはは、ついでだから気にしなっ、のあ!?」
バターンッッ!!
「っ、だっ大丈夫!?」
決して、要領の良い方では無かったが…
「っ…あはは、大丈夫大丈夫っ。それより、ごめんね!今すぐ片づけるからっ」
いつでも明るく元気な○○に、悪い気を起こす者はほとんど居なかった―――