テニスの王子様【羽哉】

□黎鴉様から
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昼休み、ウチはいつもの場所で日向ぼっこしていた。
もうすぐ、アイツが来る頃だと思ったから。

白「やっぱりここに居ったか」

『おはようさん、白石』

白「もう昼やで?」

『それもそうやな』

白「またサボっとったんか?」

『サボったやなんて人聞きの悪い・・・休んだと言えや』

白「要は同じやろ」

『それもそーやけど』

こんな他愛のない会話を最近ようやってる。
なんでこんなウチにも優しくしてくれるんかは分からんけど。

白「今日は授業出たんか?」

『体育だけ』

白「そうか。ならよしやな」

『白石はオカンか』

白「あぁ・・・よう言われる」

『へー、そうなんや』

まぁ、めっちゃ分かるわ。
優しいトコも厳しいトコもあるし・・・
うん、ホンマオカンやな。

『白石はさぁ・・・なんでウチにも優しくしてくれるん?』

何となく、口にしてみた。
ほんの少しだけ返事に期待して。

白「何や、急に」

『いや、何となく気になったから』

白「さよか・・・まぁ、えぇけど・・・」

と、不意に近づかれて耳元で囁かれた。
・・・ウチ、今顔真っ赤な自信あるわ・・・。

白「答えは?」

『YESに決まってるやんか』

‘誰よりも、好き’

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