MainーNarutoー
□暁の副業
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「ヤバいな」
「ん?どったの角都ぅ?」
「食べながら話すのヤメロ。イラつく」
「なにイラついてんの?」
「はぁ…コレを見ろ」
角都は黒い本を飛段に投げる。
「また赤字?」
角都から投げられた物は暁の帳簿であった。
「正確にはもう少しで赤字、だ。」
「なぁーんでこんな金かかんの?毎回、結構な額の賞金首ヤってんのに」
「ほとんどはお前の宗教関連に金が飛んでるんだ。このままじゃ毎日白飯と漬け物だけになる…」
「スペアリブ食えないの?!」
「あぁ。週1が月1食えるか食えないかになる」
「そんな……!!」
この世が終わるかの様な飛段を余所に角都は何やら準備をし始めた。
「飛段。まだ手はある…アレをやるぞ!」
「アレをするのか!」
角都と飛段の言うアレとは?!
「しかしデイダラちゃん撮れるかね?あのサソリが付きっきりで居るからね」
「サソリが単独任務に出掛けた隙を狙う。運が良い事に今日がその日だ。デジカメ離すなよ」
「わーってるよ!」
そう。2人はデイダラの写真を売って金を儲ける作戦を立てた。
女顔で可愛らしく、人懐っこいデイダラは部下からもその他からも人気が高く、今までの暁の財政難を何度も乗り切ってくれた程だ。
「今回はデイダラ自身にも協力してもらう。アイツの粘土代やらサソリのパーツ代も金がかかっているし、リクエストも来ているからな」
「リクエストぉ?」
「隠し撮りじゃない写真や服装とか様々だな」
「ふーん。でもやってくれっかなぁ?」
「上手く乗せる。行くぞ」
2人が向かった先は暁のリビング。
丁度、デイダラが1人だけで粘土を捏ねている。