短編集

□甘いお祝い
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冬ー今はクリスマスの季節だった
皆、家族や友達や恋人と過ごしていた
だかクリスマスのことを知らない者が双津木村に居た

……………
双津木村にある山奥.廃墟になっている屋敷があった
そこは誰も住んではいなかったが最近はここに住む者達がいたー

――――屋敷の小部屋
そこには一人の少女がいた
少女は外の景色を静かに眺めていた、外では既に雪がパラパラと降っていたのだ
少女はそれが好きで飽きずに外の景色を眺めていたのだった
そんな少女の部屋に誰がか入ってきた、少女は誰かと思い後ろを振り向いた

そこには一人の少年が小さな紙袋を持ちながら少女のところに近寄ってきた
少女は少年が持っている小さな紙袋に気付いたがあんまり気にしないようにしたかやはり少しだけだけ気になるのか紙袋を時々見ていた
少年はそんな少女の様子を眺めていたら自然と笑みを浮かべてしまった

「御玉、メリークリスマス、これは俺からのクリスマスプレゼントだよ」

「?くりすます?和臣…それは何ですか?」

少女―御玉は少年―橘和臣にクリスマスについて尋ねた
和臣は御玉の質問に少しだけ考えた後に御玉の質問に答えた
「クリスマスってのはね…お祝いことかな…例えば日頃お世話になった人達とお祝いするとかかな」
と答えた後に和臣は御玉の隣に座った

御玉は和臣の話を聞いて納得した、不意に自分の目の前には先程和臣が持っていた小さな紙袋があった
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