短編集
□小さき頃の思い
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冬の季節――
それは寒さが感じる季節になっていた
特に夕方辺りになると寒さが更に増す
だかー…
そんな夕方の帰り道に二人の幼い少年と中学になる少女が手を繋いで自分達の家に帰っていたが何故か幼い少年達は少女の手を離さない様に手を握っていた
少女は少年達に向かって優しく笑みを浮かべてた
「どうかなさいましたか?二人して寂しいそうな顔をしてまるで『寂しさのあまりだった墓場の幽霊達が人間を引きつり自分達の仲間にする』みたいな感じですね」
「青葉お姉ちゃん…たとえ怖いよ…」
「でも寂しいのは間違えちゃないよ」
と幼い少年達ー聖と和臣はどこが寂しいそうにそう言った
少女−青葉は未だ優しい笑みを浮かべて二人を見た
「おや、どうやら、君達は私が引越しをすることを寂しがっているんですね」
と青葉は優しく何処が艶やかさを含んだ笑みを浮かべてから二人を見た
二人は少しだけ黙っていたがおずおずとした様子で頷いた