短編集
□小さき頃の思い
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青葉は少しだけ考えながら二人の手を離さないで手を握っていった
そして漸く優しい声音で口を開いたのだった
「私も寂しいですね…ですか…まだ会えると思いますよ?」
二人は青葉の言葉を聞けば驚いてしまった
少女はそんな二人を見ながら青葉は優しく笑みを浮かべていた
「どういうこと?」
「青葉お姉ちゃんにまだ会えるの?」
と二人は青葉に尋ねた不意に青葉は立ち止まっていた
立ち止まる青葉を見て二人の少年は驚いてしまったが青葉は手を一度二人から離した後に二人の頭を撫でた
「そうですね…まだ会えます…ですか、どんな形で再会するのはこの先の未来しか知りません…例え残酷なことがあっても…」
と厳しい雰囲気を醸し出してから言ったが二人の少年は未だ幼い故に青葉の言葉が分からなかった、それにいままで醸し出していなかった厳しいさに少しだけ怯えていた
青葉は二人の様子に気づけば先程の優しい雰囲気を戻して二人の頭を撫でた
「和臣君…聖君…今は分からなくでも良い…ですか、いつかは分かります…私の言葉の意味を」
だから今は楽しく過ごして下さいと青葉は優しい声音で言いながら二人の頭を撫でた
暫くして頭を撫で終えて再び二人の手を握った