短編集

□幼児パニック
4ページ/5ページ



ひじりは遊び疲れたのかぬいぐるみを抱きしめながら寝ていると側にいる女の子たちを除き男性陣は少し離れた場所で話をしていた

「響、間違えないんだな!?」
「僕が言うんだ。間違いない」

復活した御劔が幼なじみである響に聞くと彼は頷き、小さく呟いた

「アイリスの悪戯か魔術の失敗のどちらかしか思い当たらない」

そう言うと男性陣は寝ている子どもを見ると子どもは「ママ……」っとだけ寝言で呟いていた

「あのさ」
「なんだい?」

臨は女の子たちと子どもを見ながらそれを口にした

「もう元の年齢に戻らないよう術を施したらどうだ?あんな性格だし、今ならちゃんと教育すればあんなツンデレにはならず明るく元気な子どもになるはずだ!!」
「なるほど、育成計画ですね」
「この場合、都霧聖育成計画だね!」

御鏡や千歳まで頷き臨はこれほどまでの腹黒い笑みを浮かべた事はなかった










_
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ