短い話
□happybirthday to Naruto?
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10月10日。
今日は、ナルトの生まれた日だ。
いつものように家に帰ったナルトは、恋人[サスケ]の厚い出迎えを受けた。
「ナルト、これ」
サスケが用意してくれたケーキを食べ終えたナルトの前に置かれた、綺麗にラッピングされた大きめの箱。
「ありがとっ。開けてもイイってば?」
「あぁ」
ワクワクしながら、プレゼントを開けてみると…
「…何、コレ」
箱の中身に、ナルトは目を丸くした。
そこには、黒のベルベットで出来たヒラヒラのワンピースが入っていた。
綺麗なレースで縁取られ、腰の部分を結ぶようになっている。
他にも、ニーソックスなど、いわゆるメイド服と言うやつだろうか?
それは、どう考えても男のナルトが着るモノではない。
「お前に似合うと思って」「冗談キツイってばよ、サスケ…」
「本気だせ」
「誰が着るかよ。こんなの」
「嫌ななのか?」
からかう風でもなく、至って真面目に訊いてくるサスケに少々押されながらも、
罰ゲームでもないのに、こんなモノ着るわけにはいかない。
「嫌に決まってるってばよ!!」
只でさえ女の子に間違われることがあるのに、自らそんな格好なんかしたくないに決まってる。
「…自分で着れないなら、俺が着せてやるよ」
嫌な笑みを浮かべるサスケにヤバイと思った時には、もう時既に遅し。
馬乗りになられ、抵抗できないナルトを良いことに、サスケはナルトの服に手を掛けていく。
「ちょっ…やめっ…っあ」
「何だよ。もう感じてるのか?やらしいのな?ナルトは」
服を脱がしながら、胸の突起を撫でるサスケの手に、ナルトの身体が少しずつ高まっていく。
「っつ…///そんなこと…いぅ、なっ」
「そんな顏して云っても、煽るばっかだぜ?
…さっ、出来た」
「えっ?」
「やっぱメイドはイイなぁ」
(サスケの趣味ぢゃん)
「そんなに可愛がられたいのか?」
「へっ?…ちょっ…やぁ」「着せたら、脱がす。だよな」
嬉しそうにしているサスケが恐い。
「…やめっ…サスケっ」
「そんな格好してんだから、ご主人様って云えよ」
(誰が云うかっ。
てか、何で俺の誕生日なのにサスケが一番楽しんでるんだってばよ!!!)
「(ホント、顏に出やすいヤツだな。)
なら、云えるようにしてやるよ」
「へっ?…ちょっ…さす…んあっ///」
完全にご主人様モードに入ったサスケにナルトが勝てる筈もなく…