お題

□「愛してる」と伝えること
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今日、ガイに会いました。

いつも昔から支えてくださっていたことに気付くのは、とても遅かったような気がしますわ…


彼はいつでも暖かな人だった。

それは旅をしていた時でも、全てが終わった後のときでも変わらない。






ルークが帰ってきた時、私はアッシュは帰ってはこないのだと何故か確信した。


悲しかった。それは確かだった…

けれど、その時もガイが一緒にいてくれて…それほど辛いと感じなかった…



多分…私はいつからかガイを見ていたのでしょう。




アッシュに対しての気持ちがなくなったというわけではないけれど、ガイに向けるこの気持ち…


一緒にいたいと思う。

一緒にいてほしいと思う。


今日、ガイが私のことを心配してくださって嬉しかった。

それが例え、幼馴染みとしてのものだとしても……




「大したことでもないのに…お手紙を出したら…ガイは怒るでしょうか?」


なんて言ってるくせに、もうすぐ出そうと思っている手紙は書き終わる。


ずっと幼い頃からルークルークと言い続けて…
今更…ガイに…言ったら…彼はどう思うのでしょう?



やはり迷惑なだけでしょうか?


困った顔で…今度は笑ってはくれないかもしれないですわね…



それでも、私は…


いいえ、まだ…言うべき時ではないですわ。

といっても…その時期が来るのかも分かりませんが…









君に、貴方に、「愛している」と伝えられないのがこんなに辛いなんて。






END



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